本学大学院2年曽田萌さんの個展「深山へき地美術館通信 みどりの手」を開催します(3/8~3/15)

2026年2月20日

本学大学院2年曽田萌(そだ あかり)さんによる個展「深山へき地美術館通信 みどりの手」を、山形県西置賜郡白鷹町の深山公民館にて開催します。ぜひ会場へお越しください。

 

学生本人による概要説明・メッセージ

本展覧会は、深山地区での滞在制作とフィールドを通じて絵画を「成長」させていく試みがあります。

曽田は、滞在制作中に制作した絵日記を絵巻物に仕立て、絵巻物から色彩を軸に絵画表現を探求してきました。絵日記から絵巻物、抽象画への制作プロセスから、自身の表現が内側から内発されるものではなく、作者を取り巻く環境に応じた外部への主体的な働きによって変化していく絵画制作を目指しています。

研究背景として、花屋でのアルバイトをきっかけに、植物の動きと色彩に興味を持つと同時に、植物を人の手によって操作しようとすることによる感覚のジレンマを覚えたということがあります。そこから、「人と植物の関係性」に関心を持ち、人と植物の関係性を示す文化の調査として、草木塔のフィールドワークに出かけました。

2024年から山形県置賜地方、主に米沢市での草木塔の調査を行いました。その中で草木塔には、植物の実態がないことや、人と植物の関係性を示す事例としての限界を覚えました。また米沢市で、染織家・山岸幸一氏の草木染工房を拝見したことをきっかけに、人が植物を生業として接する環境に視点を移しました。

草木塔類似塔とされる「材木供養塔」と「財木供養塔」が白鷹町深山地区に現存していることを知り、より人の生業に近い場所での調査を試みました。

調査地を米沢市から白鷹町深山地区へと移し、同地区の特産の深山和紙やそこでの農作物と人との関係性に注目して、調査と制作を行いました。

 

第3回目となる本展覧会は、深山地区の公民館がかつて「へき地保育所」であったことに由来し、「深山へき地美術館通信 みどりの手」と題しました。

かつての保育所だった公民館は今でも地域の交流、集会の場でもあります。

本展覧会は、現場とホワイトキューブでの展示を往復しながら、地域との継続的な関係性を図っています。また、活動を通して、制作のリアリティの所在である拠点との関係性の展開を試みています。

 

会 期:2026年3月8日(日)~3月15日(日)

時 間:11:00~17:00

場 所:深山公民館(山形県西置賜郡白鷹町深山地区3058)

入 場:無料

問合せ:sodakari9415@gmail.com