霜鳥秋則学長

ご挨拶

「秋美にようこそ」 

 本学は平成25年(2013年)に4年制大学として開学した新しい美術大学です。
 みなさんご存じのように、大学は、学問の自由、表現の自由を大事にするところです。美術の発展は中世の宗教画から、ルネサンスや印象派の台頭など衝撃的な事件を経て発展してきています。それは発想の自由を踏まえた新たな挑戦の成果であり、それが広く人々に認められたものです。現代美術もさまざまな社会の変化の影響を受けたり、世界に衝撃を与えながら変化し将来に向かっています。本学としても表現や発言の自由を守り保障して、今後の美術の発展を期していきたいと考えています。
 本学の教育の特色は、従来の美術系大学と大きく違って、ジャンルにとらわれず幅広く美術を学び、その上で自分の専攻を決めそれを究めようとする点です。また、秋田という地域の歴史や文化と美術を融合し、美術を通じて社会に貢献し地域の発展につなげていくことをめざしています。
 大学の組織も充実しつつあります。2年前には、複合芸術専攻の大学院の修士課程を、今年からは博士課程も設置しました。大学院でもさらにその高みをめざして複合芸術の教育と研究を進めているところです。
 今年は本学の教員が、世界的に有名なヴェネチアのビエンナーレに参加します。また、国際交流として3つの大学との交流協定ができました。世界で活躍できる人材の養成も我々のめざす目標のひとつです。
 これからの世界は科学技術の発展で情報や人工知能が注目されていますが、それらが、どのように芸術の世界にかかわってくるのか、新しいチャレンジの時代になっています。
美術を学んで、世界で活躍する希望を持った多くのみなさんの挑戦を待っています。

平成31年4月
秋田公立美術大学
学長/理事長  霜鳥 秋則