博士課程・呉芸舟さんがワークショップ「私たちはいかに呪術を生成し・実践し・記録するのか」を実施します
おそらく誰もが経験したことのある、ふと出会う場所。
そこでは、普段の自分とは異なるもうひとりの自分と深くつながる感覚が生まれます。
波のようにゆるやかに起伏する安定した日常ではなく、不安定さが存在する場所でもあります。
もしかすると、こうした場所が引き出すものは、個人の体験を超え、人々に共通する呪術的な衝動なのかもしれません。
その場所は、かつて呪術が行われたかもしれない、あるいはこれから発生するかもしれない場でもあります。
では、その呪術の儀式とはどのようなものでしょうか。
場所との関係はどのように結ばれているのでしょうか。
そして、それを行う人々の思いはどのようなものでしょうか。
場所と強く結びついた出来事や人物、行為を、私たちはどのように記録することで、再生することができるのでしょうか。
概要
2025年12月18日(木) 13:30 - 14:30
2025年12月25日(木) 13:00 - 15:30
2026年01月08日(木) 13:30 - 15:00
参加者:大学生、院生、学外の方
主催:呉芸舟(s249001@akibi.ac.jp)
1、呪術的スポットの調査
2025年12月18日(木) 13:30 - 14:30
場所:大学院棟G1s
呪術の儀式が行われる可能性のある場所を選び、各自でその場所の調査を行います。
呪術が行われる場所の特徴についてディスカッションを行い、キーワードを挙げます。
解散後〜次回の討論まで
各自が挙げたキーワードのうちに、三つ以上を選び、それに当てはまる場所を選定します。選定した場所を巡り、呪術の儀式を生成するための調査を実施します。
2、独自の呪術を生成する
2025年12月25日(木) 13:00 - 15:30
場所:大学院棟G1s
選んだ呪術的スポットを巡り、各自で独自の呪術を生成します。
各自が選んだ場所と調査内容を共有します。
場所の特徴を元に、そこで行える呪術の資料を探し出します。
解散後〜次回の討論まで
原稿、パフォーマンス(動画)、文章などを用いて、デザインした呪術の儀式を実施します(仮想的な実践でも可)。その結果を仮記録としてまとめます。
3、呪術書への再現
2026年01月08日(木) 13:30 - 15:00
場所:大学院棟G1s
行った呪術を記録し、これからの実践者の手本とします。
参加者は複数の「空白の呪術書」(主催者用意)から一冊を選び、呪術の文章や手順、図などの詳細を記録し、呪術書に書き写す作業を行います。
*呪術書を自分で制作したい方には、制作サポートも行います。
解散後〜2026年01月15日(木)
各自が呪術書を制作・完成させる期間となります。(完成した呪術書は、ワークショップ終了後、studio itself(2025年9月にスタートしたオープンスタジオ。秋田県秋田市新屋松美町22-24)にて2週間展示します。
申込み
参加ご希望の方はhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdxNoOOVPOb0lqSMCCvKuT9FM0FhTfM-aJdHxGe7Mwf7CcjrQ/viewform?usp=dialogから、またはメール(s249001@akibi.ac.jp)にてお申し込みください。
