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Faculty 大学院の指導教員

TAISUKE KARASAWA

唐澤 太輔

  • ・複合芸術論
  • ・複合芸術応用論(理論)
  • ・複合芸術演習
  • ・特別研究Ⅰ、Ⅱ
  • ・複合芸術理論研究Ⅰ、Ⅱ
  • ・複合芸術特別研究Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ

Profile

プロフィール

1978年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。早稲田大学社会科学総合学術院に助手、助教として勤務した後、龍谷大学世界仏教文化研究センター博士研究員を経て現職。専門は哲学/文化人類学。特に、人類が築き上げてきた民俗・宗教・文化の根源的な「在り方」の探求を、知の巨人・南方熊楠(1867~1941年)の思想を通じて行っている。近年は、熊楠とアート的思考の比較考察、及び華厳思想の現代的可能性についても研究を進めている。さらに、熊楠の研究していた粘菌を哲学的に思考し、アートへの展開を試みている。


Research
activities

研究活動

【主な著作】

<単著>
2014年 4月 『南方熊楠の見た夢―パサージュに立つ者―』(勉誠出版)(第13回湯浅泰雄賞受賞〔2019年12月〕

2015年 4月 『南方熊楠―日本人の可能性の極限―』(中央公論新社)

2020年6月 『「裏日本」文化論―環日本海の文化・信仰・自然―』(ヌース出版)

<共著>
2011年 2月 『「裏日本」文化ルネッサンス』石塚正英・工藤豊・石川伊織・唐澤太輔(社会評論社)


【主な論文】

2009年 1月 「ひらめきと創造的活動のプロセス―南方熊楠の「やりあて」に関する考察を中心に―」(中外日報社 第5回涙骨賞最優秀賞)

2009年 3月 「南方熊楠の採集・観察に見る対象との同一化について―粘菌との関係を軸に―」『ソシオサイエンス』15号(早稲田大学)

2011年 3月 「南方熊楠の「大不思議」論―根源的な場に関する考察―」『ソシオサイエンス』17号(早稲田大学)

2012年 7月 「「中間」と〈中間〉―南方熊楠 夢の記述に関する研究/「やりあて」と関連させながら―」(早稲田大学大学院社会科学研究科博士論文)

2012年 9月 「南方熊楠の「内観」に関する考察―ユング心理学を援用して―」『トランスパーソナル学研究』12号(日本トランスパーソナル学会)

2014年 3月 「今、神道を見直す―Something Greatへの感嘆と崇敬の念―」『「エコ・フィロソフィ」研究』8号(東洋大学)

2015年3 月 「南方熊楠と「テレパシー」という言葉に関する考察―」『「エコ・フィロソフィ」研究』9号(東洋大学)

2016年 3月 「那智山における超感覚的知覚現象―南方熊楠による記述と『ヒューマン・パーソナリティー』との比較を通じて―」『「エコ・フィロソフィ」研究』10号(東洋大学)

2016年10月 「聖地を去るということ―南方熊楠をめぐって―」『祈りと再生のコスモロジー』(成文堂)

2017年 3月 「浸透する場あるいは〈中間〉の視座―動物・幼児・妙好人―」『「エコ・フィロソフィ」研究』11号(東洋大学)

2017年11月 「南方熊楠による「世界認識構造図」の解読と考察―「名」と「印」をめぐる言説を中心に―」『頸城野郷土資料室学術研究部研究紀要』2号(NPO頸城野郷土資料室)

2018年 2月 「粘菌」「暗黙知と夢」の項目執筆『Lexicon現代人類学』(以文社)

2018年 3月 「ブリコルール熊楠―「やりあて」とブリコラージュをめぐって―」『「エコ・フィロソフィ」研究』12号(東洋大学)

2018年 8月 「虚空と風―南方熊楠の「場所」をめぐって―」『哲学の戦場』(行人社)

2019年 3月「南方熊楠が夢や幻の探求を通じて目指していたこと―アイスバーグモデルを参照にしながら―」『「エコ・フィロソフィ」研究』13号(東洋大学)

2020年 3月「南方熊楠は「猶太教の密教の曼陀羅」で何を表現しようとしたか―セフィロトの樹との比較―」『比較思想研究』45号(比較思想学会)

2020年 3月「明恵の夢における動物の意味」『「エコ・フィロソフィ」研究』14号(東洋大学)

2021年 3月「粘菌鏡検―南方熊楠による「世界一般」への潜入―」『環世界の人文学―生と創造の探究―』(人文書院)

2021年 3月「南方熊楠によるナギランの発見」『「エコ・フィロソフィ」研究』15号(東洋大学)

2021年 9月「粘菌哲学序説―「十玄縁起」を援用しながら―」『たぐい』vol.4(亜紀書房)

2022年 2月「“tact”に関する哲学的考察―南方熊楠の言説から―」『「エコ・フィロソフィ」研究』16号(東洋大学)

2022年4月「粘菌哲学の視座―触覚と原形質流動―」『ユリイカ:菌類の世界』(青土社)

2023年3月「解説―情緒と微笑―」岡潔+森本弘著、中沢新一編『岡潔の教育論』(コトニ社)

【主な講演・口頭発表】

2013年10月 「「南方曼陀羅」の新次元へ―理不思議と大不思議―」(東洋大学エコ・フィロソフィ学際研究イニシアティブ公開シンポジウム「南方熊楠:神と人と自然」)

2013年11月 「南方熊楠の夢と思想」(明治大学野生の科学研究所公開講座「南方熊楠の新次元」第1回)

2015年12月 「熊楠 夢について」(アートホステルkumagusuku/藤本由紀夫企画展「THE BOX OF MEMORY」)

2017年 1月 「イントロダクション:南方熊楠とは何者か」(龍谷大学世界仏教文化研究センター学術講演会「華厳の世界―『華厳経』と南方マンダラ―」)

2017年 5月 「南方マンダラ」(アートホステルkumagusuku/reading club vol.2「熊楠とアート」シリーズ)

2017年10月 「「やりあて」とtact」(アートホステルkumagusuku/reading club vol.2「熊楠とアート」シリーズ)

2018年 2月 「南方熊楠の生命観と華厳思想」(龍谷大学世界仏教文化研究センター公開研究会「人類知のポリリズム―華厳思想の可能性―」)

2018年 6月 「南方熊楠は「猶太教の曼陀羅」で何を表現しようとしたか―セフィロトの樹との比較―」(第45回比較思想学会大会)

2018年10月 「目と耳と薄い世界」(アートホステルkumagusuku/reading club vol.2「熊楠とアート」シリーズ)

2018年11月 「夢と創造性―南方熊楠の超域的パースペクティブから―」(秋田公立美術大学大学院博士課程開学シンポジウム【複合芸術会議2018:仙台セッション】「トランスローカルの想像力:越境する知とアートの方法論」)

2018年12月 第2部トークセッション(秋田公立美術大学大学院【複合芸術会議2018:京都セッション】「移動すること、作ること、暮らすこと」)

2019年 2月 「「脳力」と夢―熊楠の言説に見る華厳的パースペクティブ―」(華厳研究グループ公開研究会「華厳思想と夢―「現実」を開く「わざ」―」)

2020年 2月「南方熊楠の夢研究」(一般社団法人 日本ユング派分析家協会セミナー)

2020年 6月「真澄的存在論」(『ARTS & ROUTES あわいをたどる旅』準備企画、NPOアーツセンターあきた)

2021年 3月「粘菌研究クラブについて」(秋田公立美術大学大学院【複合芸術会議2021 vol.2】「粘菌の視座」)

2021年 9月「粘菌生命論」(第55回マルチスピーシーズ人類学研究会「参与と生命Ⅱ―個/体を超える、その手前とかなた―」)

2021年11月「南方熊楠の見た大宇宙―粘菌の視座から―」(明治大学大学院教養デザイン研究科「映像資料活用による学際的アプローチの醸成プログラム」)

2022年 3月「レンマ的芸術論」講師:中沢新一、聞き手:石倉敏明、ディスカッション:中沢新一×石倉敏明×唐澤太輔(秋田公立美術大学大学院【複合芸術会議2022】「レンマ的芸術論」)

2022年 3月「複合芸術と生成される「あいだ」について」(秋田公立美術大学大学院【複合芸術会議2022】「複合芸術の幻影」)

2023年 3月「アートのミトロジー」講師:中沢新一、聞き手:石倉敏明+唐澤太輔(秋田公立美術大学大学院【複合芸術会議2023】「アートのミトロジー」)

【その他】

2017年 3月 シンポジウム「宇宙大の熊楠」コーディネーター(明治大学野生の科学研究所、南方熊楠顕彰会)

2017年 6月 NHKラジオ深夜便『南方熊楠生誕150年を記念して』出演(NHKラジオ第一)

2017年10月 「脳の中の森―南方熊楠の発見―」における学術協力『野生展―飼いならされない感覚と思考―』(21_21 DESIGN SIGHT、ディレクター:中沢新一)

2018年 9月 ドキュメンタリー映画『太陽の塔』interviewee出演(監督:関根光才)

2019年 5月〜2021年2月『Arts & Routes あわいをたどる旅』リサーチ・アソシエイト

2021年3月〜4月《〇窓:借景プロジェクト “RESONANCE”》(妙顕寺2021春の特別公開展、間瀬拓人とのコラボレーション企画)

2021年 3月 秋田公立美術大学粘菌研究クラブ展覧会《めぐり方のレシピ》監修

2021年 3月 『Cosmographia』vol.1(監修)、秋田公立美術大学粘菌研究クラブ2020活動記録冊子(秋田公立美術大学)

2021年10月 《rooms 43:クリエイティブの祭典》秋田公立美術大学粘菌研究クラブ展示ブース監修(アッシュ・ペー・フランス)

2022年 3月 『Cosmographia』vol.2(監修)、秋田公立美術大学粘菌研究クラブ2021活動記録冊子(秋田公立美術大学)

2022年4月〜7月 「ミヂカホコリをととのえる」『日常をととのえる展』(はじまりの美術館)

2022年10月 粘菌研究クラブでのパフォーマンス「大小島真木〈コレスポンダンス〉関連トークイベント万物は語るNo.3粘菌」(千葉市美術館)

2023年3月 『Cosmographia』vol.3(監修)、秋田公立美術大学粘菌研究クラブ2022活動記録冊子(秋田公立美術大学)


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