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■■  「絵画辞典」 ■■

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■01■メディウムシッカチフ(パートシッカチフ)(ルフラン社) 油彩 油彩画用液
合成樹脂と重合リンシードを基礎にしたペースト状の透明なメディウムで、どんな薄色の絵の具でも色を変えるおそれはなく、絵の具の固さもゆるめずに乾燥を早めることが出来る。絵の具と混ぜ合わせる割合は自由だが、量を多く混ぜると艶消しになる。描き味は極めてよく、タッチの感じを完全に保つ。何らの金属酸化物は含まず、化学的にも中性。内部の絵の具の長い乾燥進行過程をおさえることもない。絵の具混ぜ合わせ標準は、絵の具三分の二に対しこの製品三分の一。

■02■パートシッカチフ 油彩 乾燥促進剤・ドライヤー(絵具状乾燥促進剤)
シッカチフクルトレを絵の具と同じ固さにした乾燥促進剤。絵の具に混ぜて乾燥を早める。使用制限量を守り安全に乾燥促進する必要がある。

■02■バーニッシュ アクリル 画面保護剤 画面保護剤

■02■パーマネントホワイト 油彩 油絵の具・白
亀裂、剥離現象起こさず、毒性もない。着色力が適当で混色の見当がしやすい。下塗りから上塗りまで使える。顔料:ルチル型チタン白「酸化チタン」 展色材:ポピーオイル(けし油)●チタニウムホワイトに増量剤を混ぜ、着色力を調整した白と考える。

■01■シッカティフアルレムヂュロジェ(ハーレムのシッカチフ) 油彩 油彩画用液
昔はヂュロジェ社(現在はルフラン社が統合)から売り出された。樹脂分の濃度は薄く、重合リンシードが少量含まれている。油絵の具の固着力、堅牢性を強めるためのメディウムとしての効果わ出すためには、クルミ大の絵の具量に対し、本製品100g、重合リンシード10gの混合物を10滴、よく練りながら加える。

■01■白亜 油彩 白色顔料
主成分は炭酸カルシウムで、酸に発泡しながら溶ける。水性に用いる時は隠蔽力を示し、キメの細かい地塗り塗料が得られる。アルカリには安定、油ワニスなどと練ったものは透明性で素地を隠さない。油も合わせて用いる場合には、被覆力の大きい白色顔料(鉛白、チタン、亜鉛華)を添加する必要がある。

■04■白亜紙 紙 紙
白亜紙 色は白色で、紙目に荒目と絹目とがあり、ともにドーサ引きである。発色がよいのが特徴である。

■02■白雲紙 紙 紙(美濃和紙)
主原料 楮とパルプ。大きく強いので、麻紙と同様の使い方がされる。

■02■箔バサミ 用具 日本画用道具
金箔など超極薄に出来ており、わずかな湿気でも指につくので、箔バサミを使い扱う。

■02■白麻紙 紙 紙(越前和紙)
主原料 麻と楮。比較的薄手で、麻紙に比べ色も白く、水墨画などに使われる。

■01■剥離剤 アクリル アクリル用メディウム・ワニス
筆を加えたいなどの理由で、掛けたワニスを取り除くときの製品と、固まった絵の具を落とす目的の製品とがあるので注意する。アクリリックグロスアンドマットワニスリムーバー(ニュートン社) ワニスを取り除くための製品。綿などにしまして静かにこすり、綿に色が少しつくようになるまで注意深く続けるようにして取り除く。あとはそのまま乾かせばよい。 リキテックスリムーバーアンドブラッシュクリーナー(リキテックス製品) キシロールを含む溶解力の強い溶剤は、乾燥したリキテックスを溶かすための剥離剤。毒性、引火性があるので取り扱いは注意を要する。絵の具が固まってかたくなった筆を洗うための洗筆油でもある。

■01■剥離剤(ストリッパー) 油彩 剥離剤
主として固化した絵の具を軟化したり、溶解することを目的に作られている。通常は、有機溶剤にパレフィンを加えて蒸発を遅らせ、溶剤そのものを絵の具の上に長時間接触滞留するようにしてある(国産品)。メーカーにより有機溶剤の内容が異なるので、使用方法について充分理解をし正しく使うことである。ウインゾルペイントリムーバーアンドソルベント(ニュートン社)。トリクロルエチレンを主成分とし、パラフィンは含まれない。パレットや絵の一部など、乾いてしまった絵の具を取り除くのに用いる。油絵の具にもアクリル絵の具にも使える。この製品に等量のターペンタインを加えれば、固まった筆を軟らかくし洗うことが出来る。

■02■箔類 日本画 日本画用材料
純金箔・青金箔・青金箔・洋箔(赤口)・アルミ箔・銀箔・中金箔・玉虫箔・赤貝箔

■01■パステル 画材 パステル
パステルの歴史は古くは15世紀までにさかのぼるといわれるが、本格的に普及したのは18世紀頃で世界各国の美術館に残る名画も少なくない。我が国でも一時盛んで多くの人が使っていたのに、いつの間にか忘れられていた。近年、パステルの名画が展示される機会が多くなるにつれ、再び関心が深まり見直されつつある。またヨーロッパの製品が豊富に輸入されている影響も見逃せないと思う。優雅で柔らかく、ふくよかな色感、華麗な色彩、繊細なニュアンス、豊富な色数などはパステルだけがもつ魅力であり、日本人の体質に合った色調といえよう。水とか油とかの媒剤を必要としないので簡便なうえ、表現方法も幅が広く技法も豊富である。しかし一番の問題は保存のことであろう。一般に有機質の顔料のものは鮮明で色数も多く、無機質は色数は少ないが変褐色が少なく色に安定性がある。といっても、多くの色を混ぜたり何度も塗り重ねると発色が濁って汚くなった重苦しくなるので注意することである。パステルの種類も硬質なハードから、中位のセミハード、柔らかいソフトまである。ソフトなものがパステルとしての特質を持っているこてゃいうまでもない。

■05■パステル色鉛筆 画材 色鉛筆
パステル色鉛筆(接着剤の割合が少なく、描きごこちが少しざらざらします。普通のパステルより細部の描写がしやすいです。)

■03■パステル紙 紙 紙
パステル紙 木炭紙、ラシャ紙などをよく用いる。表面が硬く、粗面でパステルがよく着けばなんでもよい。紙の柔軟性は必要である。とくに、パステル紙と銘打ってあるものは、紙の表面に大理石の微粉を付着加工させて軽く砂目だったようにした紙である。ラシャ紙は、硬質繊維の端を表面に残して粗面をつくっている。加工法でパステルの付着状態が変わり、仕上がりも硬い感じ、柔らかい感じ、さまざまになるので目的に合わせて選択する。パステルは画面での混色が難しいので、配色で色彩効果をより高めることが多い。このため、パステル紙は着色してあるのが通常である。地色の効果を考えつつ、色を置いていく。

■01■パステルセミハードタイプ 画材 パステル
セミハードタイプのものはクレオンやクレパスが使えない熱い地方(国)へ、輸出用としてつくられたのが始まりと聞いている。

■01■パステルソフトタイプ(softpastels60rembrandt) 画材 パステル
ソフトタイプのものは色に応じて発色を最良にするため、体質顔料を変えている。そのため美しさはあるが、硬さは一定してない。概して渋い色は軟らかく、暗い色ほど硬くなっている。

■01■パステル ハードタイプ 画材 パステル
ハードタイプのものは色数は少ないが各色の硬さが一定し、紙面への附着分量が平均していることが特徴である。

■02■パステルフィキサチフ 画材 フィキサチフ・定着液
パステルを定着する糊材。合成樹脂を石油系の溶剤で溶解してあり、アルコール系の溶剤に比べ、絵の具顔料のにじみが出にくく、パステル特有の色調を出せる。

■02■パステルブックPAS 紙 紙
パステル用として最高の紙。キャンソンミターンを6色組み合わせたブック。

■02■パステルブックPAP 紙 紙
パステルや色鉛筆、木炭用のスケッチブック。紙面に細かい凹凸があり、定着しにくいソフトパステルなどでも良くのる。

■01■ハッチング描法 テンペラ テンペラ
線を集めて立体感や明暗を出す方法。

■01■パポマ(ニュートン社) 油彩 油彩画用液
日光と水の力で精製したポッピーオイル、マスティックワニス、エッサンスの混合物で、絵の具の流動性を与えノビをよくする。流れたり滲んだりせず、シャープな極細い線を引く事も出来る。乾きは早いが鉛などは含まない。どんなデリケートな顔料に対しても危険はない。

■02■パミス水彩紙(中性紙) 紙 紙
中細目の紙肌を持った水彩紙。マーメイド同様、表面の強い特徴がある。

■01■スペイン白、ムードン白、パリー白(天然白亜) 油彩 白色顔料・白亜
天然産の粘土質を含むもので、製品化した白亜に対する名称である。

■01■バルサム 油彩 油彩画用液
針葉樹の木々から出る樹脂状の浸出物を指すことが一般的な表現として使われる。ヴェネツィアテレピンとストラスブルグテレピンについて。ヴェネツィアは、唐松の幹に刻み込んだ切り口から泌み出したものを指し、コハクのような薄い色を帯びている。夏期はシロップのような液体、冬期は極めて粘着度の強いバルサム状をしている。絵の具に新鮮さを与え、すばらしい輝きと透明性のあるマチエールをつくり、色のくすみを防ぐ。繊細な描き込み、濡れたまま塗重ねを生かせる。乾きは遅いので、乾きの遅い絵の具には用心深く用いる。下塗りに用いておくと、光沢のある快い仕上げが得られる。固着力、乾燥力を高めるため、硬質樹脂を含むメディウムやパンドルを混ぜる方が一層よい効果が得られる。ストラスブルグは、フランス北東部のヴォージュ山脈に産する針葉樹からとれるが、最高級品は、チロルアルプスのイタリア側に産するシロモミからとれる。酸化マグネシウムを加えると凝固し、色味もない点がベネツィアと異なる。このバルサムはターペンタインに溶け、油彩画やテンペラのワニスに用いられる。高価なバルサム。

■01■パレット上の絵の具構成 油彩 油絵の具
混色を禁忌する絵の具を基本知識として知っておく。デトランプやフレスコ、日本画では厳密に守らなければならない。油絵の具は、顔料粒子間に厚いヴィークル層があるため、それほど変色しないと一般技法書に示されている。パレットの絵の具の配置(配列)は、明るい色から色環順に並べるのが常識のように伝えられている。色環順の配置は煩雑さに災いされ、画調も技法の秩序も期待できない。(明治前半の油彩画が堅牢性を維持しているのに対し、時代が下がるに従い劣化の傾向が強いといわれる)優れた画家のパレットは、その人の創造性を裏付ける画調のための色(絵の具)の採択、技法に秩序を作り出す構成となっている。ボナール、マチス、ルノアールなどのパレットは、いづれもメチエと関連して整理された構成となっていることが研究家より発表されている。表現と技術が表裏となっている絵肌えを得るために組成系列に応じた配置にすることが必要と考える。●作画に応じてパレットの色を構成する。●同系の性質をもと色のグループに整理する。●中間色はパレットから排除する。

■01■パレットナイフ 用具 道具・油彩
パレットナイフは本来パレットの上で、絵の具を調色したり、練ったりするために用いられるものである。粘性のある油絵の具は筆では完全な混色や、絵の具に均一の粘性を与えることは出来ない。こうした絵の具をそのまま或いは流動性を持たせて使うのが、生きた絵の具を用いているといえる。そのために型も豊富にある。失敗した部分の除去、パレットの掃除に使えるというのは便利さであって、本来の目的ではない。ペインティングナイフ、パレットナイフのどちらにもいえることだが、油絵の具は色によって鉄分を嫌うものがある。この場合はステンレス製の方が安全であるし、水彩絵の具(水溶性絵具)にも使える。しかし、ステンレス製といっても低クロムステンレスなので、使用後はよく拭き取っておくことが大切。これを怠るとサビが生じることもある。

■01■半水石膏(焼石膏) 油彩 白色顔料・石膏
最大の特色は水と反応し、流し込みにより自由自在、短時間に成型が可能である。彫刻、歯科、医療、工業、鑑識用から建築用まで用途は広範囲に亘る。

■02■ハンディクリーナー 油彩 クリーナー(洗筆液)
スケッチ箱に納まるように成型した容器入りブラシクリーナー。中身はブラシクリーナー。

■01■ハンドメイド 紙 抄紙法
ハンドメイドは文字通り一枚一枚職人の手で漉き上げたものであるから、四方耳付きとなっている。紙窪(シボ)の微妙な不均性、繊維の多方向へのからみ具合、湿紙の状態からプレスパートへ移行しての乾燥がふっくらとした感じに仕上がり、縦横の伸縮の差がないことを特色とする。今日のヨーロッパの手漉きはタメ漉きで、天然乾燥の自然の調湿がされているが、古いメーカーでは室に熱風を送り込んで乾燥させている。手漉紙を商品として存続させているのはファブリアーノ(イタリア)、ムーラン(フランス)、J.グリーンの存続会社(イギリス)等きわめて少なく、貴重である。

■02■パンドル 油彩 ワニス(描画用ワニス)
溶き油として使用すると、乾燥が早く光沢が出る。絵の具の粘りも出る。


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