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■■  「表現技法辞典」 ■■

■■こ■■

構図
■水墨
■効果 余白は空間を表す役割。
■内容 余白を最大限に生かす。水墨画において紙の白、余白は、墨で描かれたモチーフと同じくらい強い効果を持つ。余白は空間を表す役割。墨色と余白に美しいバランス持たせることが構図のポイント。
■人物 本004

構図(菱形)
■水彩
■効果 現代美術では、形の大きさや美しさを重視し、写実的空間を意識しない。写実の場合見下ろした視点の高い印象になる。
■内容 四隅に背景を持ってくる構成。マチスの「卓上の静物」など代表的作品。四隅に残る三角形の余白が気になるが、現代絵画では、それを間がぬけた余白とは捉えず、いい形、いい大きさであるかを問題にする。
■人物 ●マチス 本001

構図(オールオーバー)
■水彩
■効果 対象を俯瞰した位置関係でとらえ、平面化を試みる構図。
■内容 現代の絵画に多く見られる構成です。対象物や地色が画面全体に均等に配置され、奥行きは圧縮され、俯瞰した感じになる。対象を俯瞰した位置関係でとらえ、平面化を試みる構図。
■人物 本001

構図(逆三角形)
■水彩
■効果 幻想的、空想的、不安感、緊張感でやすい。
■内容 幻想的、空想的構図といわれる。浮遊感のある構図。重心が高い関係で、どこか不安定な感じあり、緊張感が出やすい。前景の空間余白が大きくなるが、具体的な地面等描けるので、画面処理しやすい。画面の四隅の扱いに注意。
■人物 本001

構図(三角形)
■水彩
■効果 安定感があり、どっしりしたイメージに向いた構図。
■内容 古くからある代表的な構図。この構図は安定感、荘厳感が感じられ、セザンヌなども多く使っている。ただしこの構図は、左右の背景の空間が左右対称で動きや変化が乏しくなるので、マチエルや三角形の位置を中心からずらすなどの工夫が必要。
■人物 本001

構図(トンネル構図)
■水彩
■効果 臨場感出やすい。視点の導線が遠景画面中央に導かれやすい。
■内容 北斎の富嶽嶽三十六景でお馴染みの構図。見る側に臨場感を与えてくれる。四隅を埋めるためコントラストが強い絵になり、遠景に焦点が合っている関係で距離感が出る。舞台を見ているような効果。
■人物 ●北斎 本001

構図(方形)
■水彩
■効果 わずかな形の変化に目が向かうようにする。塊のシルエットは動かない安定感と緊張感を生む。
■内容 方形、箱形にシルエットを単純化して一塊りにまとめる構図。画面の形を基準にモチーフの形をおさめ、わずかな形の変化に目が向かうようにする。塊のシルエットは動かない安定感と緊張感を生む。この構図は群像や静物を描くときに用いられ、モランディの「静物」がよく知られる。
■人物 ●モランディ 本001

固定された視線からの開放05
■油彩
■効果
■内容 再現より、表現がテーマ。19世紀後半〜20世紀
■人物 本006

固有色から主感色へ移行
■油彩
■効果 対応させるため補色(反対色)が表れる。
■内容 色面のグループつくり、常に対応させる。
■人物 本006

固有色からの開放。主観色を使う(フォーヴィズム)
■油彩
■効果 固有色の再現から画面の色面構成的意味が強く出る。固有色からの独立(離脱)で絵画にしか出来ない表現を見いだした。
■内容 モチーフの形でなく明暗で出来る形に注目しその境界(明暗の境)に主観色を入れる。モチーフとその陰影は、画面(色面)構成の手段となり、色面の対比や色面の形、輪郭が重要な意味を持つようになる。
■人物 ●マティス 本006

コラージュ
■油彩
■効果 各種表現の違いが同等の主張持ち地と図が分離しにくくなり、平面化される。
■内容 統合的キュビズムの画面では、分割された形や色面が分析的キュビズムと異なり閉じているものが多い。しかし素材の違いや色彩、描写の違いなどが同等の主張を持ち地と図が分離しにくくなっている。それが平面化を保持出来る理由と考えられる。
■人物 本006

コラージュ
■油彩
■効果 表現の幅を広げる試み。その後貼る材料はより立体的になり、絵画(平面)と彫刻(立体)の境界を曖昧にした。
■内容 紙や布など画面に貼り付けて構図や色彩効果、材質感の差をねらうことをコラージュという。20世紀初頭ピカソやブラックなどが古新聞や印刷物の紙片を画面に貼ったのが始まり。
■人物 本008

コラージュ(エルンスト)
■油彩
■効果 超現実的イメージを生む。
■内容 「プレイヤード」エルンストはコラージュやフロッタージュを駆使した画家。二つの異質な次元を同一画面に共存させる。
■人物 ●エルンスト 本008

コラージュ(貼り付け
■水彩・油彩
■効果 キュビズムでは分割されたモチーフの存在、形を示し、独立した色面として画面を構成する。
■内容 新聞紙や壁紙を貼り付ける。ピカソ、ブラックがキュビズム時代にはじめた。パピエ・コレ(貼り紙)の発明で、安定と革新的な表現となる。キュビズムのコラージュは、貼ってあるものに意味があるか、壁紙など模様や色面として使われるものに限定された。
■人物 ●ピカソ●ブラック 本003

コラージュ(ポロック)
■油彩
■効果 マチエルの対比が大きく、切り取られた形が強く強調される。
■内容 「カットアウト」ポロックは一層目に絵の具をたたきつけたり、たらしたりするドリッピングで描き、二層目に中央部分切り抜き新たなキャンバスを貼っている。
■人物 ●ポロック 本008

コラージュ(ミロ)
■油彩
■効果 不思議なムードを生んでいる。
■内容 「絵画」ミロは4本のひもを貼り付けた。バックはぼかしやたらし込みで、抽象的イメージ描かれ不思議なムードを生んでいる。
■人物 ●ミロ 本008

コラージュ誕生
■油彩
■効果
■内容 パピエ・コレの実践により、キュビズムは観念的な表現から一気に現実に帰ってきた。同時に色彩もよみがえり、それまでの反動のように鮮やかな色調が見られる。レジェも分割から統合のキュビズムへ変化した。立体を基本形に還元する作業を押し進めたレジェは、ボリュームをグラフィカルに強調している。やがて色面を閉じた幾何学的構成によるキュビズムになり、ピカソの1912〜16年を「統合的キュビズム」と呼ぶ。この手法はピカソの生涯において様々なアレンジで登場する。1921年制作「三人の音楽家」は統合的キュビズムの金字塔。パピエ・コレは、その後貼り付ける事を意味するコラージュと呼ばれるようになる。紙片だけdなく、貼り付ける事が出来るあらゆるものが試された。
■人物 ●ピカソ●レジェ 本006

コラージュの影響と展開
■油彩
■効果 パピエ・コレからその素材、幅も増加しコラージュとなった手法は、当初の目的とは違った目的でこの手法が扱われるようになる。平面からレリーフ、立体へと発展し、絵画と彫刻の境界を曖昧なものにした。
■内容 パピエ・コレから発展したコラージュはキュビズムから分離し多くの画家に取り込まれ、多様化していった。
■人物 本006

コラージュのその後
■水彩・油彩
■効果 それまでの遠近法を使わず、現実空間を画面に変換するための実験的な試み。
■内容 ドイツのダダイスト、シュビッタースは、身の回りのゴミを集めて画面に貼り付け「メルツ」絵画を制作。シュルレアリストは連想により意識下のイメージ引き出すため、「フォトモンタージュ」と呼ぶ写真コラージュ生んだ。ジャン・デュビュッフェは、コラジュと区別するため、「アッサンブラージュ(寄せ集め)」と呼んだ。ロバートラウシェンバーグは、「コンバイン」(絵画と彫刻を組み合わせたようなもの)を生んだ。
■人物 ●シュビッタース●ジャン・デュビュッフェ●ロバートラウシェンバーグ 本007

コラージュのその後(ジャン・デュビュッフェ)
■水彩・油彩
■効果 それまでの遠近法を使わず、現実空間を画面に変換するための実験的な試み。
■内容 ジャン・デュビュッフェは、コラジュと区別するため、「アッサンブラージュ(寄せ集め)」と呼んだ。
■人物 ●ジャン・デュビュッフェ 本007

コラージュのその後(シュビッタース)
■水彩・油彩
■効果 それまでの遠近法を使わず、現実空間を画面に変換するための実験的な試み。
■内容 ドイツのダダイスト、シュビッタースは、身の回りのゴミを集めて画面に貼り付け「メルツ」絵画を制作。シュルレアリストは連想により意識下のイメージ引き出すため、「フォトモンタージュ」と呼ぶ写真コラージュ生んだ。
■人物 ●シュビッタース 本007

コラージュのその後(ロバートラウシェンバーグ)
■水彩・油彩
■効果 それまでの遠近法を使わず、現実空間を画面に変換するための実験的な試み。
■内容 ロバートラウシェンバーグは、「コンバイン」(絵画と彫刻を組み合わせたようなもの)を生んだ。
■人物 ●ロバートラウシェンバーグ 本007

コラージュの展開(アッサンブラージュ)
■油彩
■効果 平面からレリーフ、立体へと発展し、絵画と彫刻の境界を曖昧なものにした。
■内容 コラージュは、平面に限らず、あらゆるものを寄せ集めて作品化する手法のアッサンブラージュが生まれ、オブジェ、彫刻表現にまで波及する。
■人物 本006

コラージュの展開(ウェッセルマン)
■油彩
■効果 実物と平面描写で、虚構空間を生んだ。
■内容 ポップ・アートの中でもコラージュは多様化し、ウェッセルマンは、典型的な中産アメリカ家庭を表現する「バスタブ3」で平面的な人体に本物の家具やドアなどアレンジした虚構空間をつくり出した。
■人物 ●ウェッセルマン●ポップアート 本006

コラージュの展開(サーレ)
■油彩
■効果 意外性と意味の重層化生む。
■内容 コラージュ的構成をすべて筆で描くことで、意外性と意味の重層化に成功。
■人物 ●サーレ 本006

コラージュの展開(シュナーベル)
■油彩
■効果 エネルギッシュな絵画を復活。
■内容 陶皿をびっしり貼り付けた支持体にペインティングする作品は、エネルギッシュな絵画を復活させたと言われた。
■人物 ●シュナーベル 本006

コラージュの展開(シュビッターズ)
■油彩
■効果 造形的構造への興味を表現
■内容 シュビッターズはダダに属するが、造形的な構造への興味に傾いてくる。「メルツ」と自ら名付けた作分群は様々な表現形態を持つが、いずれも複合的素材の混合物として共通している。
■人物 ●シュビッターズ 本006

コラージュの展開(ダダ・シュルレアリスム)
■油彩
■効果 貼られる素材やその形より、その貼られるものの持つ映像的な意味の対比で、シュールな超現実的、意識下的表現を生んだ。
■内容 コラージュは当初、造形的観点から異質の素材を同一画面に導入していく傾向強かった。ダダ、シュルレアリスムの画家は、関連持たない図像を同一画面に共存させて生まれる、意外性や意味の合成、変容だった。これらの効果は意識下の映像として重用視された。
■人物 ●ダダ●シュルレアリスム 本006

コラージュの展開(ロバート・ラウシェンバーグ)
■油彩
■効果 平面と立体のカテゴリーを壊した。
■内容 ラウシェンバーグは、自分のアッサンブラージュ作品を独自にコンバインとよび、平面と立体のカテゴリーを壊した。
■人物 ●ロバート・ラウシェンバーグ 本006

混色法
■透明水彩
■効果 紙の上で、色同士が滲み合って生まれる混色法は鮮やかで自然なトーンになる。色と色の輪郭部分が筆では出来ない状態に仕上がる。
■内容 絵の具を塗って、少し重なるように隣に別の色の絵の具を塗る。乾いていない部分の色同士が滲みながら混じっていく。
■人物 本007

鉤勒法(こうろくほう)
■水墨
■効果 輪郭線描く鉤勒法。
■内容 輪郭を線で描いてから、内側を塗る描法を鉤勒法という。線の強弱や墨色の変化などで、明暗や形の変化を捉える。輪郭線が絵の印象を決める。
■人物 本004

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