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10のタスク

居住地域や自身を取り巻く環境を再認識するための課題として企画・運営メンバーで「10のタスク」を考案。

発想のトレーニングも兼ねて、期間中、受講生はいくつかのタスクを選択しながら実行した。

 

 

1 最初の記憶を視覚化する

自身が生まれてから最初の(=最も古い)記憶として残っている場面をできるだけ克明に描く。

 

2 食材の食べごろを見極める

食材数種(桃、じゅんさい、日本酒)をそれぞれ最も相応しい時間と理由を選んで飲食し、その根拠と感覚をできるだけ他者に伝わるようにレポートする。

 

3 夢は他者と共有できるのか

ペアまたはグループ内で夢日記を交換しあう。他人の夢を共有することで、夢は再構成されるのか。他人の夢を想像することで、自身の夢にも影響が及ぶのかを探る。

 

4 あなた自身のプロモーションビデオ

あなた自身がどういった人物かを伝えるための映像を制作する。

 

5 日々消費する<情報>を物的証拠で綴る日記

日々の生活の中で自身が消費する「情報」の内容と量を記録・編集する「日記」の作業をとおして、 各自の生活文化と社会環境のありようや関係性を継続的に観察・点検する。

 

6 異文化の情報を自宅で実在化する

ネット上にあふれる国外の異文化報道の画像を選び出し、その画像に写り込んでいる人工的なオブジェクトをできるだけ現物に近いサイズで再現してみる。

 

7 住みなれた町で迷子になる

自宅から半径500mのエリアを歩き、知らない場所を発見する。

 

8 個人商店に賭ける!

居住地周辺にある、気になっているが訪れていない飲食、小売業、サービスを行う個人商店舗にアクセスし、店舗が定める規格から少しだけズレた「創造的リクエスト」を提案。自身と店主のコミュニケーション、プロセスとリクエストの結果をレポートする。

 

9 まだ見ぬあなたへ

掲示板や電柱への張り紙、ポスティング、手紙など、「実存する」アナログなメディアを使用して、他者とつながるプロセスと結果をレポートする。

 

10 居住圏ガイドブック

各自の私的な視点に基づく居住地域のガイドブックを作成する。このガイドブックは、観光客など広義の他者が閲覧・活用するだけでなく、「地域」という社会空間の潜在的位相を展開・公開するもので、また制作者を「地域」を通して自己紹介するものとする。

 

 

 

【タビコウキット】

 

ワークショップやタスクに関連するツールを一式揃えたボックスとして、黄色いコンテナに詰めて受講生全員に配送したもの。「10のタスク」で使う日本酒やじゅんさいをはじめ、携帯用ラジオ、アイマスクなど、全39アイテムを同梱。

 

 

じゅんさい、北限の桃、日本酒(福禄寿 十五代彦兵衛)、携帯用ラジオ・カセットレコーダー、使い捨てカメラ、B4画用紙、B5ノート、B5 スクラップブック、クレヨンパステル、裁縫セット、コピー用紙、メンディングテープ、ノリ、ハサミ、ホチキス、オペラグラス、タコ糸、巻き尺、コンパス、はかり、ジップロック、圧縮袋、わりばし、風呂敷、軍手、新聞紙(秋田魁新報)、ピンセット、ドライネット、ブルーシート、マスク、携帯用消毒液、エアキャップ、中華麺、煮干し、昆布、鰹節、醤油、アイマスク、秘密のアイテム