旅する地域考 2019夏編 未知の日常から、新たな問いと発見を生み出す。

旅する地域考 2019夏編 未知の日常から、新たな問いと発見を生み出す。

旅に同行するメンバーの紹介

◎ゲストメンター

  • 西川 智也

    西川 智也 Tomonari Nishikawa映像作家/キュレーター

    アメリカを拠点に活動し、動画で記録する行為と被写体との関係性、映画の上映形態や撮影方式による媒体の特性に注目した作品を短編映画、インスタレーション、パフォーマンス作品として発表する。作品は、ベルリン国際映画祭、トロント国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、ニューヨーク映画祭、香港国際映画祭等で発表し、また映像キュレーターとして毎年様々なイベントで実験映画と呼ばれる作品を紹介している。クアラルンプール実験映画音楽祭、トランジェント・ヴィジョンズ映像祭、ビンガムトン学生実験映画祭の設立メンバー。現在、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校映画学部准教授。

  • フィリップ・バルド

    フィリップ・バルド Philippe Barde陶芸家

    1955年スイス・ジュネーブ生まれ。マコン美術大学陶芸科卒業後、現代陶芸のみならず、現代美術の世界で活躍。1997年 フレッチャーチャレンジ大賞展 グランプリ、2000年 カイロビエンナーレ ビエンナーレ賞、2005年 京畿道国際陶芸ビエンナーレ グランプリ等数々の受賞と国際的な活躍で現代陶芸の刷新に多大な貢献をなす。1998年夏より、日本の陶芸家・松井利夫とともに世界各国の民族学的成形物や考古資料の保存と活用についての共同研究を始め、日本、韓国、マリ共和国、フランス、スイスで展覧会、レクチャー、ワークショップを行なう。現在、国際陶芸学会(IAC)副会長、ジュネーブ造形芸術大学教授。

  • 岩間 朝子

    岩間 朝子 Asako Iwamaアーティスト

    食べたり、食べさせたり、食べられたりといったやり取りに関心がある。Studio Olafur Eliasson(ベルリン)併設の食堂 The Kitchenの立ち上げ・運営にコックとして携わり(2005-15年)、『The Kitchen』(2013年)を共同編集。展覧会に、Neue Nationalgalerie(ベルリン、ドイツ), Den Frei Museum (コペンハーゲン、デンマーク), Haus der Kulturen Der Welt (ベルリン、ドイツ), Museum of Contemporary Art Leipzig(ライプツィヒ、ドイツ), Kunsthalle Düsseldorf (ドイツ), 「フードスケープ」(アーツ前橋、2016年)、上崎千らとの共作「啜る/綴る」『食と言葉』(東京都現代美術館、2017年)など。現在 Jan Van Eyck Academy(マーストリヒト、オランダ)にて滞在製作中。

  • 髙橋 淳

    髙橋 淳Jun Takahashi振付家/ダンサー

    学生時代よりマイムを学ぶかたわらコンテンポラリーダンスを始める。1995年にパフォーマンスグループ「水と油」を結成、以後国内・海外問わず精力的に公演活動を行う。2006年に水と油の活動休止後はソロプロジェクト「じゅんじゅんSCIENCE」を立ち上げ、より抽象的な動きや振付に特化したダンス作品を創作しているほか、ワークショップや地域プロジェクトなど多様な創作を継続している。2010年より文化庁新進芸術家海外研修員としてドイツに滞在。
    おもなプロジェクトに「迷路のつくりかた」(北九州芸術劇場/2007)、「顔~多文化共生プロジェクト」(可児市文化創造センター/2012)、「パノラマチノラマ」(茅野市民館/2014)などがある。

◎メンター

  • 芹沢 高志

    芹沢 高志 Takashi SerizawaP3 art and environment 統括ディレクター
    秋田公立美術大学大学院 客員教授

    1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計画に参加したことから、89年にP3 art and environmentを開設。99年までは東長寺境内地下の講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開している。とかち国際現代アート展「デメーテル」総合ディレクター(02年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(03年〜16年)、横浜トリエンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」総合ディレクター(09年、12年、15年)、さいたまトリエンナーレ2016ディレクター、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)センター長(12年〜)などを務める。

  • 相馬 千秋

    相馬 千秋 Chiaki Somaアートプロデューサー
    秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科 特任准教授

    国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (F/T09春~F/T13)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-10年)、文化庁文化審議会文化政策部会委員(2012-15年)等を歴任。2012年よりr:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ)を創設、アジアにおけるコミュニケーション・プラットフォーム作りに着手。2014年仲間とともにNPO法人芸術公社を設立し代表理事に就任、法人の経営や各種事業のディレクション全般を行う。また国内外で多数のプロジェクトのプロデュースやキュレーションを行うほか、アジア各地で審査員、理事、講師等を多数務める。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2016年より立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。

  • 岩井 成昭

    岩井 成昭 Shigeaki Iwaiアーティスト
    秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科 教授

    1990年代から都市の多文化化をテーマに複合的なメディアによる視覚表現を展開。2000年代から、アジアパシフィック・トリエンナーレ、ハバナ・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレ等、国内外の国際展に多数参加。地域の環境やコミュニティーの調査をもとに、インスタレーション・映像・音響・テキスト・キュレーションなどを複合的に取入れた視覚表現を展開している。2010年から「イミグレーションミュージアム・東京・パイロットプロジェクト」を始動させたほか、近年は、人口減少や移民受入におけるアートの役割について考察中。また秋田では「辺境芸術」を標榜し、アート・プロジェクトを実践している。

  • 岸 健太

    岸 健太 Kenta Kishi建築家、アーバンスタディーズ
    秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科 教授

    1969年東京生まれ。東京藝術大学美術学部建築科を卒業後、Cranbrook Academy of Art (ミシガン・米国) 修了。シンガポールの複数の教育機関で実験的なデザインスタジオを指導した後、1999年より日本での活動を開始。2003年より、都市・建築・デザイン・アートの領域を横断する活動拠点として「LWL -Lab for the Wonder Landscape-」を主催している。近年は、インドネシア・スラバヤ市を対象に、新興都市の変化の過程に着目する調査と表現の活動に、現地市民や様々な専門家とともに取り組んでいる。スラバヤでの都市研究組織「OHS -Operations for Habitat Studies-」共同代表。

  • 石山 友美

    石山 友美 Tomomi Ishiyama映画監督
    秋田公立美術大学 景観デザイン専攻 助教

    1979年生まれ。日本女子大学家政学部住居学科卒業。磯崎新アトリエ勤務を経て、フルブライト奨学生として渡米。カリフォルニア大学バークレイ校大学院、ニューヨーク市立大学大学院で建築、芸術論、社会理論を学ぶ。ニューヨーク市立大学大学院都市デザイン学研究科修士課程修了。在米中に映画制作に興味を持つようになる。監督デビュー作『少女と夏の終わり』は第25回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門公式出品。 

◎ゲスト講師

  • 佐藤 朋子

    佐藤 朋子 Tomoko Sato

    1990年長野県生まれ。現在神奈川県横浜市を拠点に活動する。フィクションとドキュメントを行き来する物語構造およびレクチャーの形式を用いた「語り」の実践や、映像メディアを用いてパフォーマンスを行う。2018年、レクチャーパフォーマンス作品《しろきつねプロジェクトvol.1“隠された歌”》(BankART Studio NYK、横浜)を発表。2019年には《103系統のケンタウロス》(Gallery Saitou Fine Arts、黄金町)を発表。
    2018年8月、AKIBI複合芸術プラクティス「旅する地域考 秋田で着想する夏編」に受講生として参加した。

◎現地講師(※確定次第更新)

◎ファシリテーター

  • 小熊 隆博

    小熊 隆博 Takahiro Ogumaギャラリーものかたり 主宰
    合同会社みちひらき代表

    2008年より「ベネッセアートサイト直島」(香川) にて美術施設の運営管理に携わったのち秋田にUターン。16年4月、合同会社みちひらきを設立。人口減少が進む地元・五城目町の築約100年の空き家を改修し、かつて訪問客に開かれた客間および土蔵をギャラリー「ものかたり」として公開。展覧会、ワークショップ、レクチャー等を開催するほか、書籍、アーティストグッズ、地元職人によるオーダー商品等を取扱う。

    ギャラリー「ものかたり」
    http://mono-katari.jp/

  • 柳澤 龍

    柳澤 龍 Ryu Yanagisawaプロジェクトデザイナー
    Share Village Project

    1986年生まれ、東京都出身。IT企業を経て3月まで五城目町地域おこし協力隊で活動。村の概念をひっくり返すシェアビレッジプロジェクトの立ち上げや高齢社会をデザインするAkita Age Labの設立に参画。1次産業と伝統産業のコンサルティング、高校生と地域の未来を描くソーシャルラボ、秋田公立美術大学アートマネジメント育成プログラムの五城目プロジェクトのコーディネーターなどを担当。2017年より国際教養大学連携研究員。 一般社団法人ドチャベンジャーズ代表理事。

◎受講生(※確定次第更新)

  • 柴田 英徳 Shibata Hidenori

    山形県東根市出身。山形大学工学部応用生命システム工学科卒業、情報科学芸術大学大学院に在籍。日本中をヒッチハイクで周り、海外10カ国を旅する。2016年5月より地元の空き家をリノベーションしたゲストハウスを運営。大学院では、旅の要素を抽出した表現を模索している。

  • 村上 美樹 Miki Murakami

    秋田県秋田市出身。京都造形芸術大学総合造形コース卒業、京都市立芸術大学美術研究科彫刻専攻修了。自己の体験を起点に作品を制作。体験を模型化することについて実践・研究している。

  • 池永 梨乃 Rino Ikenaga

    大阪府出身。同志社大学美学芸術学科卒業。中欧を旅した際、スイス人ペインターのハンスピーターホフマン氏に絵心を教えてもらう。絵画、演劇、写真、パフォーマンスなどの表現手法を柔らかく交差させながら自然と文明の境界線を問い、現代に生きる人が持つ深層心理のイメージを表現する。

  • 日比野 桃子 Momoko Hibino

    千葉県出身。東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。現在は秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科に在籍。人の動作や営み、踊りという行為と現象に関心を持つ。自身の身体やその周辺との関わり方を観察し、それを“おどり”と呼ぶことについて考えている。4月から秋田に住み、毎朝近所で体操をする。

  • 金田 麻梨香 Marika Kaneta

    秋田公立美術大学美術学科景観デザイン専攻に在籍。現在、男鹿ナマハゲロックフェスティバル実行委員会に所属し、ピクトグラム等のデザインを手がけるほか、ファッションブランド「ELIOT PSYCHO」のグラフィックデザイナーとして活動中。

  • 吉田 彩花 Ayaka Yoshida

    岩手県出身。秋田公立美術大学美術学科景観デザイン専攻に在籍。 地域コミュニティや共育に興味があり、2018年より子どもと大人が遊びながら共に育つ経験を提供することを目標とした任意団体「あそびCOM」の運営メンバーとなる。

  • 成田 一加 Itsuka Narita

    東京都出身。京都市、大宮市を経て2018年12月、結婚を機に秋田県鹿角市に移住。 グラフィック、エディトリアル、写真などを手がける。現在暮らす鹿角市では、紫根染・茜染など地域の伝統文化の伝承活動に取り組みながら、夫婦でのものづくりスペースの開設準備を進めている。

◎運営/スタッフ

主催
秋田公立美術大学
企画・ディレクション
岩井成昭
岸健太
相馬千秋
制作統括
岩井成昭
事務局
小熊隆博 (みちひらき LLC.)
柳澤 龍 (Share Village Project)
写真
船橋陽馬 (根子写真館)
デザイン
北原和規 (UMMM)
編集
竹内厚(Re:S)
千葉尚志(秋田経済新聞)
伊藤美生
2018アーカイブ
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