角館 2/4-2/5

「角館の文化遺産『むじんこ』でつくる いま×むかし展」

[形式]
展覧会・トーク
[日程]
●展覧会
2月4日(土)・2月5日(日)11:00〜15:30
●トーク「角館の文化遺産『むじんこ』のはなしっこ 第2章」
2月5日(日)15:30〜17:30
先着20名定員/参加無料/申込不要
[拠点]
佐々木家(仙北市角館町岩瀬28)

[担当]
阿部由布子(プロジェクトマネージャ)
佐藤励(彫刻家・ものづくりクリエーター)
矢津吉隆(美術家・kumagusuku代表)
[概要]
平成28年度、秋田公立美術大学は、「地域素材を活かして角館で新しいコトをつくりましょう」と銘うって、“新しい意味や価値を創造する活動=アート”を地域のなかで実践していくことのできるプロジェクトマネージャを養成する講座を、角館地域(仙北市)において開講してきました。
プロジェクトマネージャの果たすべき役割を、実際のプロジェクトを企画・運営する経験を通じて学ぶことを掲げた当該講座では、講座のなかで取り組むプロジェクトのテーマや内容も、受講者自身がカリキュラムを通して発見し設定しました。この講座の受講者たちが選んだプロジェクトのテーマは、“地域に暮らす若い世代の社会参画を促す取り組みを興すこと”です。フィールドワークなどの取り組みから浮かび上がった角館の地域文化『むじんこ(無尽講)』の機構を再評価し、そのエッセンスを若い世代の人々へ伝える活動を展開することで、地域社会から急速に失われつつある相互扶助のシステムを、現代に即したかたちで復興することを目指した活動を展開してきました。
このたび催される展覧会とクロストークは、そうした講座内プロジェクトの総仕上げとして位置づけられるものです。展覧会は、現在まで角館に息づいている『むじんこ』の多様な実態に取材しまとめたもので、角館の『むじんこ』は、かくも豊かな文化的世界を有するものであったのかと、あらためて驚かされる内容になっています。またクロストークは、『むじんこ』の素晴らしさとその継承の重要性を訴えた昨年11月23日開催のシンポジウム「角館の文化遺産『むじんこ』のはなしっこ」から一歩進んで、地域の若い人々が自らも継承したいと思えるような『むじんこ』の新しいカタチや、今後の具体的な取り組みのアイデアを発表し、会場の皆さんと語らう場にしたいと考えています。企画の実現にあたっては、地域のみなさまのお力添えが欠かせません。こうした取り組みが、角館がますます魅力的な価値創造拠点となっていくための一助となり得るように、この機会にぜひ会場へ足を運んでくださり、話しあいの輪に加わっていただけますと幸甚です。
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レポート

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展覧会「角館の文化遺産『むじんこ』でつくる いま×むかし展」ならびにクロストーク「角館の文化遺産『むじんこ』のはなしっこ 第二章」にご来場くださったみなさま、ありがとうございました。幅広い年代の方にご来場いただき、たくさんのご意見やご感想をおうかがいできて、とても楽しく意義深い会になったと感じています。
同講座の成果は、少しカタチをかえて、今後も角館で引き継いでいくことになりました!我々の新しい活動にどうぞご期待ください!
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