五城目【vol.4】11/12

『地域の暮らしと学校』跡地めぐりとお湯の時間

[形式]
レクチャー
[日程]
11/12(土)
10:00〜12:00(レクチャー)
13:00〜16:00(フィールドワーク)

[拠点]
内川総合生きがいセンター(五城目町内川湯ノ又字苗代沢93-1)
[担当]
畑澤興左右衛門(農業生産法人アグリ)
[概要]
AKIBIplus五城目のレクチャーは最終回を迎えます。五城目に7校あった小学校は2014年に五城目小学校1校に統廃合されました。それぞれの小学 校では、その地ならではの教育がされていたそうです。今回はゲストに内川の畑澤さんをお迎えして、内川小学校跡地を散策してから、昔の学校での暮らしを伺 いたいと思います。また、午後からは定番となったババヘラフィールドワークを実施。6校の学校跡地に受講生を振り分けて、聞き書きを行っていきます。

レポート

10:00 内川小学校跡地にて畑澤與左右衛門講師による昔の生活についてお話
11:30 有限会社畑澤造林の山と切り出した木材の見学
12:00 従業員の研修施設(予定)の民家見学
12:20 終了
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AKIBIPUS×五城目の講義の最後は、農林業を営む畑澤與左右衛門さんを囲んで開催されました。今から14年前、五城目町には7校の小学校があったものの、少子化によりその数を徐々に減らし、2014年には五城目小学校1校に統廃合されました。
五城目町内川地区の生き字引である講師、畑澤與左右衛門氏の瑞々しい記憶を頼りに、60年前の内川地域の子どもたちの生活を追体験しました。
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彼が通っていた旧内川小学校の跡地に向かいました。学校の跡形はまったくないものの、当時の写真を見ると大きな木造の校舎が4棟ありました。校庭は意外にも狭く、50mトラックほどしかなかったそうです。すぐ裏手に山を背負っているため、運動会があると山の斜面が保護者の観客席になっていました。
当時、学校にはお風呂の部屋があり、各家庭にお風呂がないために、学校で週1回浴びていたとのことでした。ちょうど、学校近くに湯の元があり、今は湯の越温泉ができています。当時は学校に引いて、保護者が持ってきた薪で温めてお風呂にいれていたそうです。学校は全館薪ストーブで、その薪も保護者が学校の軒下に置いて、学生が室内に持ち込んで燃やしていたそうです。
湯元からはメタンガスもポコポコと溢れており、理科の授業ではそれをフラスコに入れて燃やしていたそうです。
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よざえもんさんが育った内川地区は日々がたくさんのいたずらと遊びで溢れていました。今でこそ、安全第一になりやらなくなった遊びもを、これからの子どもには体験させてあげたい。これからの子どものことを考える時間になりました。

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