JavaScript文法8
■ループ文(繰り返し)
ループは、ある条件まで実行を繰り返す命令です。
forとwhileの2種類のループ文があります。
◯for文
forループは、指定された条件式がfalseになるまで文を繰り返します。
[文法]
for ( [初期値の表現式; ] [ 条件; ] [増分の表現式] ) {
文
}
1. forループに出会ったときに、まず初期値の表現式が実行されます。
2. 文は、条件が真である限り実行されます。増分の表現式は、ループ毎に実行
されます。
実行の順序は以下のとおりです。
1.[初期値の表現式] の実行する。これは1つ以上のループカウンタを初期化い
ます。式は、複雑でも結構です。
2. [ 条件 ]が評価される。この評価結果が trueならば、文が実行される。も
し、これがfalseであったらループは終了する。
3. [増分の表現式]が実行される。
4. 条件式評価に戻る。
◯while文
while文は、指定された条件が真の間に実行すべき文を繰り返します。
[文法]
while ( 条件 ) {
文
}
条件がfalseになったら、ループ内の実行されるべき文は実行が停止され、while
文に続く文、すなわち次の文が実行されます。条件の評価は、その中に含まれる実行文
が終了した時点で行われます。それから、またループが繰り返されます。
条件は、いつか必ず「偽」になるようにします。そうしないとループは永遠に終
了しません。次の例では、条件は真のままで絶対に偽になりませんので、無限ループに
なってしまいます。
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