須賀亮平(2015)

須賀亮平(2015)

ビジュアルアーツ専攻(4年)

アーティストになりたい!

 美術系の高校に行ってたんですけど合わなくてやめて。その後、定時制の高校に行って美術部で油絵とかを描いたりしているうちに、もっとちゃんと勉強したいなと思ってこの美大に入りました。北海道東北で公立の美術大学は秋田にしかなくて、私大なら北海道にもあるんですけど金銭的なこともあって、北海道と行き来のし易い秋田で頑張ろうかなと思って入学を志望しました。
 僕はアーティストになりたいんです。最近は作品が持つ物語性に興味があって、自分なりの説得力のある物語を考えてみて『呼応する時計』を作りました。この作品では二つの時計が時間を交換し合っていて、ある瞬間どちらかの時計の針がいり進むと、もう片方の時計の針同じだけ逆戻りするといみを時間とお金の関係に当はめてみました。これは父を想って作ったんです。父はいわゆるサラリーマンなんですけど、一生懸命働きすぎて身体を壊しまって、その時に本当に豊かな生活って、お金を稼ぐってどういうことなのかって考えて。労働って自分の時間を売るってことじゃないですか。自分のこれからの人生を売った時にどれほどのものを得られるかなと想像した時になにか違和感を感じて、それでこの作品を作りました。僕は就活はしないって決めていて、そういう仲間はたくさん欲しいんですけどね。就活のルートを通らない働き方はいっぱいあると思うんです。せっかくの美大なのに、おもしろい事をしたくて来たはずなのにそれをやらないのはもったいない。好きな事を仕事にするって厳しいって言われるけど、継続していったらできると僕は思っています。
 美術ってものを考えた時に僕は歴史を残すというか、記憶を後世に残すことだと思っていて、秋田だから生まれる記憶を残すという意味ではここでしかできない作品を作れるんじゃないかと思います。とりあえず、僕はここの大学院に行こうと思っています。せっかく秋田に来たから上京したりせず、秋田で学びたいと思いました。
 今年4年生になりますが、もうだいぶこの地に慣れて、実家に帰ると秋田の方が落ち着くなあって思います。

ここ秋田できしかできない美術を