山館世弥×小林利華(2015)

山館世弥×小林利華(2015)

山館:2年/ 小林:ものづくりデザイン専攻(3年)

3人でコマ撮り映像を創りたい!

山館:岩手の宮古出身です。一応緊張しています(寝坊して取材に遅れたけど……)。小さい頃から昆虫が好きでずっと昆虫を続けていて、あっ、昆虫採集を続けていて(笑)。標本を作ったりするのは今も続けています。昆虫は同じ種類でも全然違って、色も形も違うところがいいですね。美術大学に入ってから考えるようになったんですけど、生態というより形や色とかが好きなんだと思います。そんな昆虫が好きな流れで、絵も好きだったんですけど、趣味ですね。美大に来たのは、高校の時すごく頭が悪くて、進学校入ったら大学に行かなきゃいけなくて、もともと普通校だったので美術系の選択肢はなかったんですけど、友達とか先生の間で「あいつは絵が上手いぞ!」みたいに広まってしまって、Tシャツのコンクールに出させられて、1番になって。そこから美大に進んだらいいんじゃないかって勧められて、それが高校3年生の頃で、やっぱり公立の方が良いかなと秋田に来ました。今は岡田君と小林さんの3人でコマ撮り映像の作品づくりをしています。
志望のきっかけは昆虫収集?

小林:中学までずっとソフトテニスをやってて、体育と美術が好きだったので高校の時は中学に無かった美術部に入りずっと油絵を描いてました。最初は北海道を出る事を親に反対されていて、でもとりあえず出たかったんです。東京の私大も考えていたんですけど、お金のことと、ちょっと怖いってところがあって、何科に行きたいとか定まっていたわけじゃないんですけど、ものづくり系に行きたくて。調べてみたら秋美がいろいろやれそうでここに決めました。推薦です。もともと小樽のガラスがすごい好きで、でも自分でやるとは全然思ってなくて、1年生の秋ぐらいに富山のガラス研究所に先生や先輩とかとガラスツアーに行って、外国の人の公開制作を見て感動して、ガラスを仕事にできたらさで楽しいだろうなと思ってガラスを専攻することにしました。
小樽のガラスが好き

山館:ある日、岡田君※ちに遊びに行ってたまたま見せてもらったストップモーションの映像がすごいと思って、これだったらアニメーションできるぞ、俺人形創るからアニメーションやろうって、もともと岡田君と僕が発端でコマ撮り映像の作品づくりは始まったのですが、人形作ったのはいいんですけど、裸じゃんってなって、それで小林さんに衣装を頼みました。

※ビジュアルアーツ専攻3年岡田昌紘さん(香川県出身)は、取材当日は実家の香川に帰省中で不在。

 

小林:衣装は山館くんがデザインを考えて、私が手縫いで作っています。今日欠席の岡田くんは撮影担当ですね。カメラが得意なんで。マイペースに自分らのペースでやりたいなって3人だけでやっています。

山館:今朝方ジョイントが完成しました(だから寝坊したと……)。岡田君がモデルなので名前は「オーカー」です。オーカー1号機が壊れてしまったので、これはオーカー2号機です。アニメは1秒25コマです。日本のは24コマで通常流しているっていうんですけど、海外のストップモーションが25コマで明らかに海外の方が出来がいいので25コマにしました。

よく、設計図描いてると、そんなの面倒くさいから描かなくていいんじゃないのって言われるんですけど、僕的には残したくて。秋田って土地は道具が揃わないとか不便なんですけど、今回の話の舞台は自然なので、東北・秋田は自然が豊富なので、感受性が豊かになって作品を創るには合ってると思います。

 

小林:例えば新屋海岸のススキとか、本物がある場所にすぐ行けるし、スケールが分かり易い。想像じゃなく、実際に見に行けるし。今回は水のシーンがあるから、湖にも行きました。

山舘:今、オーカーの話を2つ考えているので、まずそれを創り上げたいなと思っています。進路はまだ考えていないですかね。

小林:私はガラスが一番で、3年生からやっと授業が始まるのでちゃんとやって、卒業してからもガラス工房でやれたらいいなと思っています。
作品を創るのに、感受性が豊かになる