泉湧大(2015)

泉湧大(2015)

アーツ&ルーツ専攻4年

写真を撮りたい!

 出身は宮崎県です。巨人ファンではありません、ソフトバンクです。キャンプが来ているだけですね(笑)。高校生の時は工業高校で、デザイン科にいたんです。一日中パソコンの前でポスターや映像なんかを創ったりしてて。デザインって、ソフトの使い方を覚えたら結構どうにでもできて、そうなると考え方とか視野を広げるためにデザインじゃなくて美術の方をやりたいなって思ったんです。それぐらいから現代アートとか意識して見るようになると、アートって面白いなって思うようになって進路がデザイン系より美術系の方に変わりました。
 この大学って普通じゃないじゃないですか。大学に入学したら油絵をずっとやる、デザインをずっとやる、じゃなくて、自分がやりたいことを組み合せたり創り出したりできて、新しいことをどんどん自分の考えでできるかなって思ったんです。秋美でいろいろ学ぶ中で、今まで学んだデザインのことも秋美で学んだことも、その後両方活かせるかなって思って志望しました。
 最初は、こういう彫刻を創っていて、これはマスクです。こういうものを描いたり創ったりしていて、写真は記録用に小さいカメラを買って、せっかく買ったからってスナップとか撮ってたら面白くて、それからカメラ雑誌を意識して見て、写真家の梅佳代さんとか面白いなって、写真も意外と自由だな、写真面白いなと思って。写真って絵画的な要素もあって、構図を決めて一枚の絵として写真を撮るのも楽しくて。勿論、雪の写真も撮ってますよ。秋田のイメージは、雪がこんこんと降っているイメージしかなくて、寒くて暗いっていうイメージでしたが、宮崎は雪ほぼ降らないんで、楽しみでした。この山積みは、課題で作った写真集などで、これは彼女です。現役ので(笑)。秋田の人です。やっぱり今となって思うのは、写真の方向にも途中でいけるって思えたことが一番大きくて、『5・2・1』の制度は良かったです。
 美大が出来たからなのか、秋田の人や行政が美術に力を入れてくれてる、頼ってくれている面が見えて、そういう点では僕らも出番があって嬉しいですね。あと面白い文化やお祭があるんで、結構特殊ですよね。その真ん中に身を置けるのはいいなぁと思います。都会にもあるとは思うんですけど、秋田だと数も多いし参加もできるし土着感はありますね。閉鎖的なのがある意味で良いです。東京ではもうある、もうやってる、当たり前っていうのが、こっちではまだ当たり前じゃないってうのが、「だからできる、まだやれる」っていうことだし。何も染まっていないところが多くて、僕らがそれをどうにでもできる、表現の場にできるっていうのが、美術の表現の場としてとても嬉しい土地だと思います。

何も染まっていない美術表現の場が嬉しい