科目

「大学院の科目構成」

◎カリキュラムポリシー

本研究科の教育目的達成に向けた基本的な教育課程編成等の考え方は次のとおりです。

  1. 自らの表現手法を他の芸術領域もしくは芸術とは異なる領域と複合させる経験を通じて、主体的に新しい芸術を探求していく力を養う。
  2. 社会の動向や地域の特性を捉え、他者と連携しながら、美術・デザインの方法論によって具体的な提案を行える実践力を養う。
  3. 現代芸術領域に関する複合的な研究を通して、新たな領域の拡張に関する理論構築を試みながら、その成果を広く発信していく力を養う。

◎導入科目【2単位】

導入科目は、短期間で本大学院の教育研究方針と研究領域の方向性を理解し、今後の研究・制作の基本的なプロセスを把握するための科目として、必修科目である「スタートアップ」を配置しています。
ここでは、設定した課題に対する共同作業を通じて必要なスキルの確認を行うほか、メンバーの相互理解とチームで研究作業を行う姿勢を身に付けることを狙いとしています。

◎複合芸術科目【6単位】

複合芸術科目は、現代芸術領域における芸術表現活動を現代社会や地域の中で実践していくため、必要となる専門的な知識を学ぶ科目です。
今後展開させていく複合芸術の理論構築に向けて、「複合芸術」が機能する多様なステージでの役割や諸条件を学ぶ必修科目として「複合芸術論」を配置しています。また、より応用的な知識を身に付けるために、それぞれ、主にアートマネジメントを学ぶ「複合芸術応用論A」、ソーシャルデザインを学ぶ「複合芸術応用論B」、複合芸術の表現可能性を学ぶ「複合芸術応用論C」を配置し、2科目を選択し履修します。

◎複合芸術演習科目【8単位】

複合芸術演習科目は、学生個々の専門性のもと、領域を横断した複合的かつ高度な芸術表現と、その表現を持続させていくために必要な広い視を獲得するための必修科目として、1~2週単位の集中的な演習群によって構成される「複合芸術演習」を配置しています。
「複合芸術演習」は、「調査研究」「表現技術手法」「成果発信」「企画具体化」の4つに分類される項目群で構成し、その内容は社会動向や技術革新を踏まえて随時見直していくこととしています。

◎複合芸術実習科目【6単位】

複合芸術実習科目は、複合芸術演習で学んだ多様な技法や制作技術実習で高めた自らの表現技術の可能性を実際に地域社会の中で実践することを目的に、必修科目として「複合芸術実習Ⅰ」、「複合芸術実習Ⅱ」、「複合芸術実習Ⅲ」を配置した。本実習科目の実施にあたっては、「複合芸術演習」と同様に、多様な志向を持つ学生が3人~4人のチームを組んで行うことを前提とする。
なお、実習の評価については、プロジェクトを通じた個々の活動成果はもとより、チームとしての地域貢献度等も踏まえて行うことを想定している。

  • 複合芸術実習Ⅰ:公的機関や企業、市民を対象とする出張型プロジェクト。
  • 複合芸術実習Ⅱ:デザイン思考によって身近な社会問題等の解決を試みるソーシャルデザイン型プロジェクト。
  • 複合芸術実習Ⅲ:1年次の複合的な学びの集大成として、自らが設定する修了研究のテーマを踏まえて参加するプロジェクト。

◎制作技術実習科目【2単位】

一定の表現技術を習得している学生が、複合芸術演習科目や複合芸術実習科目と並行して、自らの専門性を深化させるために必要な技術の確認や改善、高度化を目指すために選択科目として配置しています。この科目については、学生が志向する内容に基づき、本学学部の5専攻の担当教員が指導を行います。

◎特別研究科目【6単位】

特別研究科目は、修士論文及び修士作品に関する指導を行う科目として配置しており、修士作品には、作品の制作研究と地域における特定課題等をテーマとして行う研究が含まれます。
学生は、それぞれの研究計画をもとに研究テーマを設定し、自ら研究に取り組み、最終的に「修士論文」、または「修士制作及び修士制作報告書」を研究指導教員の元でまとめます。

◎修了要件【30単位以上】